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TIRAGE

タイヤ預かりのお客さんは年2回来店する。その2回を点検と相談の機会にする

/ TIRAGE 編集部

タイヤの棚の前で、スタッフがタイヤを組み替えている
先に結論

タイヤを預かったお客さんは、秋と春の履き替えで年2回お店に来るので、その2回を点検と次の相談の機会にします。

  • 履き替えの案内は、予約が混む前に、お店の側から出します。
  • 来店のたびに、空気圧・溝・ひび・バッテリー・ワイパーを一緒に見て、結果をお客さんに伝えます。
  • 車検やオイル交換の時期を台帳に書いておき、履き替えの日にまとめられないか相談します。

タイヤを預かると、お客さんは履き替えのたびに、タイヤのあるお店に戻ってきます。 ほかのお店に行く理由がありません。 この年2回の来店を、ただの付け替えで終わらせず、車全体を見る機会にする方法をまとめます。

預かりのお客さんは、履き替えのたびに来店する

雪の降る地域や、冬に山道を走るお客さんは、秋に冬タイヤへ、春に夏タイヤへ替えます。 家でタイヤを保管しているお客さんは、どのお店で替えてもかまいません。 一方、タイヤを預けているお客さんは、預けたお店に来ます。

つまりお店は、預かりのお客さん全員と、年に2回、顔を合わせる日が決まっています。 この2回で、お客さんの車の状態を続けて見られるのは、預かりをしているお店だけです。

履き替えの案内は、予約が混む前にお店から出す

お客さんは、雪の予報が出てから慌てて予約を入れがちです。 そうなると、お店の予約枠は同じ週に集中し、断るお客さんも出ます。 お店の側から先に案内を出せば、来店の日を前後に散らせます。

時期案内のしかた
秋(冬タイヤへ)地域の初雪の1か月ほど前に替えるのが目安です。その時期より前に、予約を勧める案内を出します。地域ごとの目安はスタッドレスタイヤに替える時期の記事にまとめました。
春(夏タイヤへ)雪が降らなくなってからが目安です。春の雪もあるので、「急がなくて大丈夫です」と添えて、予約の受付が始まったことを知らせます。

案内には、そのお客さんのタイヤの状態をひとこと入れると、読んでもらえます。 たとえば「前回お預かりしたとき、溝が少なくなっていました」のように書きます。

来店のたびに、5つの点検を一緒にする

お店は、履き替えの作業のついでに、次の5つを見ます。 見た結果は、悪いところが無くてもお客さんに伝えます。お客さんは、自分の車が毎回見てもらえていると分かります。

  1. 空気圧 タイヤの空気は、乗っていなくても少しずつ抜けます。日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、月に1回以上の点検を呼びかけています。履き替えのときに指定の空気圧に合わせ、ふだんの点検もすすめます。
  2. 溝の深さ 夏タイヤは、残りの溝が1.6mmになるとスリップサイン(溝の中の目印)が出て、そのままでは使えません。冬タイヤは、冬道で使える限界の目印が別にあります。スタッドレスタイヤの寿命の記事も参考にしてください。
  3. ひびと製造年 側面のひびと、4桁の製造年週を見ます。古いタイヤは、溝が残っていてもゴムが硬くなっています。
  4. バッテリー 寒い朝は、弱ったバッテリーでエンジンがかからなくなることがあります。秋の来店のときに見ておくと、冬の前に相談できます。
  5. ワイパー ゴムが切れていないか、拭きむらが無いかを見ます。雪の多い地域では、冬用ワイパーへの交換も相談できます。

点検の結果は、台帳に残す

溝の深さや、バッテリーの状態を台帳に書いておくと、次の来店のときに前回と比べられます。 「半年でここまで減りました」と数字で見せられると、お客さんも交換の時期を判断しやすくなります。

車検とオイル交換の時期を、履き替えの日とまとめる

お店は、預かりのときに、お客さんの車の車検の満了日と、前回のオイル交換の時期を聞いて台帳に書いておきます。 車検の満了日は、車検証に書いてあります。

無理に勧める必要はありません。 「次の履き替えのときに、もう一度見ましょう」と伝えて台帳に書けば、次の来店で話の続きができます。

案内の連絡を忘れない仕組みを作る

年2回の来店は、案内が届いてこそ続きます。 お店は、連絡を人の記憶に任せず、次のように決めておきます。

  1. 預かるときに、連絡先と連絡のしかたを聞く 電話・メール・メッセージアプリのどれで連絡してよいかを確かめ、台帳に書きます。
  2. 案内を出す時期を、年間の予定に入れる 秋と春の案内を出す週を、先に決めておきます。その週になったら、預かり中のお客さん全員に出します。
  3. 出した日と、返事を台帳に書く 予約が入らないお客さんには、1〜2週間後にもう一度連絡します。連絡がつかない相手は、印を付けて別の手段を試します。

預かったタイヤの状態と期限を、1つの画面で管理できます実際の画面と、お客さんに届くメールを見られます

管理できることを見る

TIRAGE を使う場合は、溝の記録と満了の案内を画面で扱える

TIRAGE(タイレージ)は、タイヤ預かりの管理システムです。この記事に関係するところでは、次のことができます。

履き替えの案内そのものや、車検・オイル交換の時期の管理は、お店の側で行ってください。

よくある質問

案内は何回送ればいいですか?
決まりはありません。たとえば「案内を1回、予約が無ければ1〜2週間後にもう1回」のように、お店で回数を決めておきます。何度も送ると嫌がられることがあります。
点検で悪いところが見つかったら、その場で勧めるべきですか?
状態を見せて伝えるところまでで十分です。すぐに直さないと危ないもの以外は、次の来店まで様子を見る選択肢も伝え、お客さんに決めてもらいます。
雪の降らない地域でも、預かりのお客さんは来店しますか?
冬に山へ出かける人、年末に雪の地域へ帰省する人は、冬タイヤを使います。履き替えの時期が人によって違うので、秋の案内は早めに出し、本人に時期を選んでもらいます。

参考にした資料

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